八柱には何軒か「ここを知らないとモグリ」というようなお店がありますが、この「魚夢(ととゆめ)」もそんなお店の一つです。
僕らも八柱に越してきたばかりの頃、多くの方から「八柱で一番美味しいのは魚夢」とオススメされました。
それだけ地元の方の信頼を得ているお店さんなんですね。
・・・といっても10年近い八柱生活において、僕らも今回の来店で通算2度目(いずれもランチ)。
なんだか「大人が行くお店」という印象が強くて、なかなか敷居が高かったんですよ。
実際には子連れでも嫌がられるようなことはないですし、ランチの価格も他所と比べて特別高いというわけではないんですが・・・なんとなくそういうイメージがありました。
今回は息子が幼稚園に行っている間に、妻と二人でこっそりお昼を頂きに行ってきましたのでその紹介です。
Contents
日本料理 魚夢の基本情報
日本料理 魚夢 に行った感想
魚夢さんがある場所は、八柱駅前からちょっとだけ歩いたところ。
駅の南口を左に進み、紅龍さん、海華さんがある十字路を右折して坂を下ります。
大黒さんやサイゼリヤに向かう道ですね。
この坂道を100mほど進んだところの右側に、たくさんのノボリがあるこじんまりとしたお店があります。
そこが魚夢(ととゆめ)さんです。
この日訪れたのは11時45分ごろ。
店内はすでに何組かのお客さんがランチをしているところでしたが、僕らが入った時にはまだ席に空きがあり、掘りごたつの座敷に通されました。
お店は一見高級感があり、料理もお高いものが並んでいるため敷居が高く感じますが・・・よくよく細部まで見ると手作り感溢れるアットホームな感じがあったりして、長年八柱民に愛されている理由がなんとなくわかる気がします。
「日本料理」と謳っていますが、メニューを見ればお昼からステーキが推されていたり、夜はピザやパスタがあったり・・・要は「なんでも屋」といったところ。
妙に横に伸ばされた写真のメニューもふっと油断させてくれる、妙な面白さがあります。
おすすめなのは海鮮なのか、常連と思しきお客さんたちは皆「海鮮丼」やら「握り寿司」なんかをサッとオーダーしていました。
僕はあえて、お店が外の看板でもデカデカと掲げているヒレステーキ御膳(2,800円)をオーダー。
妻は「ちらし寿司と海老天ぷら膳(1,400円)」にしたようです。
・・・というかメニューが多すぎて何をオーダーしたら良いのかわからないのが敷居を高くしているポイントなのかも。
店員さんも特におすすめを言ってくれるわけではなかったし・・・初めてだとすごく悩みますね。
※僕も前回来店時に何を食べたかはすっかり忘れてました。
ちらし寿司と海老天ぷら膳
オーダーして待つこと15分ほど・・・店員さんが「お茶のおかわり」を持ってきてくれたら料理が出てくる合図です。
まずは妻がオーダーしたちらし寿司と海老天ぷら膳。
ちらし寿司は玉子、まぐろ、タイ、サーモン、タコが乗っていました。
さすが食べログなどでは「海鮮料理」というジャンルに入っているだけあって、お刺身は美味しかったです。
お店の名前にも「魚」って入ってますもんね。
元々は海鮮のお店だったのがあれもこれもやれるようになった・・・って感じなんでしょうか。
揚げたての天ぷらも美味しかったです。
ただ若干、個人的にはもう少し衣がサクッと揚がってると嬉しかったかな。
お味噌汁は赤味噌。
ほっこりしますね~。
ヒレステーキ御膳
続いて僕がオーダーしたヒレステーキ御膳がやってきました。
鉄板に乗った状態のヒレステーキと焼き野菜に、焼き石がついている仕様。
あとはサラダとステーキソース、白飯と漬物、お味噌汁というセット。
サラダは簡易的なものでしたが美味しかったです。
できればステーキと一緒ではなく、先に欲しかったかな・・・というのが正直なところ。(その理由は後述します)
フィレは外のメニューだと「AUS」と書いてあったのですが、店内メニューによれば「ブラックアンガス」とのこと。
オージー産アンガスビーフってことですかね~?
運ばれてきた時に店員さんから「ステーキソースはあらかじめかけてしまっても良いか」と聞かれたのですが、僕のオススメは後付けです。
というのも、一応ヒレステーキおよび周りの焼き野菜には塩で味付けがされているので、その味を確かめてからでも遅くないと思うので。
結論からいうと・・・ご飯のおかずにするのなら、ソースをかけた方がいいですね。
ステーキだけで食べるならそのままでもちょうどいいぐらいだと思います。
ただせっかくのヒレステーキにバターとガーリックが有無を言わさずに乗ってしまっているのは若干勿体なく感じました。
焼き加減は「レア気味」と言われましたが、ミディアム~ミディアムウェルといったところ。
もっと焼きたい人は添えられている焼き石で好きな具合に焼いて食べればOK・・・とのこと。
ここで前述のサラダの件なのですが・・・ベジタブルファーストを意識するとサラダを食べている間にどんどんステーキにも火が通っていってしまうんですね~。
メニュー写真だと熱くないお皿(板?)に乗っているので、これだったら良かったような。
ホスピタリティが裏目にでちゃった感が否めません。
・・・と文句ばかり書いてしまった気がしますが、料理は美味しかったです。
八柱で、この価格で、こんな厚みのヒレステーキがお昼から手軽に食べられる・・・というのはすごく価値があるかな、と。
できれば今度は夜に来て、仙台牛のステーキ(3,600円)とかを食べてみたいかな。
食後はコーヒーのサービス
特にメニューに記載はなかったと思いますが、食後にはコーヒーがサービスして貰えました。
こういうのは地味に嬉しいですよね。
コーヒーの味は我が家でたまに買うインスタントコーヒーのそれだったのですが、そんなことはどうだっていいのです。
食後にちょっと一息ついてゆっくりできる、その場をお店側が率先して用意してくれているというのがありがたいわけで。
隣で食事をされていた常連と思しきお客さんたちは僕らよりも先に食べ終わっていながらも、僕らが席を立った後でもコーヒーを片手に楽しそうな時を過ごしていました。
キッズメニューなし
ちなみに・・・お店では子供が入ることを拒否されるようなことはないですが、特にキッズ向けのメニューというのも用意されていません。
我が家でもその昔に訪れた時は子供と祖父母という組み合わせで行き、その時には子供には大人の料理を取り分けてあげました。
なのでまぁ・・・子連れを特に歓迎はしていないけれど、勝手に楽しんでね、といったスタンスかもしれません。
「やばしる」のひとこと
というわけで、魚夢に行ってきたレビューでした。
前回も今回もそこまで記憶に残ることが無かったのは、僕らが当初このお店を紹介して貰った時にみんなが口々に言っていた「何を食べても美味しい」という事に起因しているのかなと思います。
何を食べても美味しいというのは決して「どの料理を選んでも100点」というわけではないんですよね。
どれもまぁ”普通に美味しい”ということ。
それゆえに記憶には残りづらいんだと思います。
※お店のおすすめメニューというものもなかったし。
逆に言えば、どれを選んでもハズレはないわけで・・・このお店を知らないとモグリというのもなんとなくわかる気がしました。
来客があった時など、とりあえず魚夢を選んでおけば間違いないのかな、と。
ちなみにお酒は日本酒の獺祭や、焼酎だと佐藤の黒、魔王といったプレミアムなものが用意されています。
夜の料理も本当に多岐にわたっていて・・・たとえばホワイトアスパラのソテー(700円)とか海老の生春巻き(400円)、生ハムチーズオードブル(500円)といったビストロとかバルっぽいメニューから、キンキの煮つけ(5,400円)といったものまであって本当に本当に不思議な感じ。
夜に来ている常連さんはどんな楽しみ方をしているのか一気に気になってしまいました。
こうなったら夜に息子をおばあちゃんちで預かって貰って・・・妻と飲みに行くしかないかな!